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空き家が増えていますが家賃無料や1万円の格安物件は不動産会社が扱ってくれない
自分で物件情報を登録出来、掲載や取引に対する手数料も無い、完全無料の空き家マッチングサイトです。
空き家バンクに登録されていない物件を購入したり賃貸しても砺波市からの助成金が得られないので、家主さんとも話し合って空き家バンクの登録も進めて行きます。
ただ、無償譲渡や極端に安い賃貸物件の場合、助成額も微々たるものなので、移住したい方の意向も確認して登録するかどうかの判断をする場合もあります。
無償で譲渡したいと言う物件や市街地でも月1万円の物件も実際にありますが、あまりに家賃が安いと不動産屋さんも手数料が入らないので取扱いしてくれません。
北陸の東側に位置する富山県の南西部にある砺波市庄川町の東山見地区。2011年4月の2,316人から、2021年4月には1,867人に人口が減少。世帯数も745世帯から685世帯と60世帯が減少しています。現在、東山見地区の空き家数は49戸あります。地方の人口減少と空き家問題は全国的な問題ですが、当地区でも同様か、それ以上のペースで空き家が増えています。
東山見地区のエリアは、このまま何もしなければ、2040年の人口き1,378人に減少すると予想されており、さらに空き家が増えることが予想されており、田舎暮らしをしたい人などの移住促進のための情報発信や、サテライトオフィスを開設したい企業に対して、適切な情報を公開して、東山見地区を知ってもらうことが急務と考えてサイトを開設いたしました。
東山見エリアは内陸部なので、海はありませんが、一級河川の庄川と山が間近にある自然豊かでありながら主要な施設まで短時間で行ける利便性の高い環境です。
空き家は相続放棄しても相続財産管理人が必要です
空き家は全国で問題になっていますが、親などが暮らしていて、その親が亡くなった場合に、空き家を相続したくない場合には、全ての相続人が、全ての財産の相続を放棄することで、空き家を相続しないことが可能です。
相続放棄は不動産だけとか特定の財産だけを放棄することは出来ず、相続放棄は全ての相続財産を放棄する必要があります。通常、正の相続財産よりも負の相続財産の方が多いなど、特殊な事情が無い限り、相続放棄は行われません。
また、相続放棄を行っても、次の所有者が決まるまか、相続財産管理人が専任されるまでは、「周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう適切な管理に努める」必要があります。
相続財産管理人の専任には、「相続財産管理人の選任の申し立て」を家庭裁判所に行うのですが、申し立てには予納金が必要です。この予納金は50万~100万程度が相場で、安い金額ではありません。
さらに、2024年には相続登記の申請が義務化されますので、所有者不明の空き家は原則として発生しなくなります。誰も住まない空き家を相続してしまうのは、固定資産税や建物の管理など、相続人にとっても大きな負担で、誰か活用してくれる人が見つかればとても有難いことなのです。
空き家になっても、誰も買い手のいない家は、相続人にとっても負担でしか無く、固定資産税の分だけでも払ってくれる借主が見つかれば、借りて欲しいと言うのが本音です。また、売却では無く、無償でも譲渡出来る人がいれば譲渡したいと思っている所有者もいると思います。
固定資産税相当を家賃として払ってくれて、 周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう適切な管理に努めてさえくれればそれで充分なのです。
人口流出が続けば、地域の活力が減退して行きます
人口減が長期間続くと、地域の活力は次第に低下して行き、祭りなどの運営も出来なくなり、活気の無い町になってしまいます。
人口が減少する状況をただ傍観していても、何も事態は解決しません。最終的に移住地として選んでいただけるかは、移住地を探している人の選択に任せるしかありませんが、情報を発信しなければ、移住地の候補にも入ることが出来ず、新たな移住者が増えると言う希望さえも持てない状況に陥ってしまいます。
少なくとも、田舎暮らしを考えて移住を検討している人に東山見を知ってもらって、移住を検討する候補地としての土俵に上げてもらえることが最大の目的です。
移住やサテライトオフィスを検討していらっしゃる方が知りたいと思う情報は出来る限り詳しく掲載して、足を運ばなくてもある程度理解していただける情報にするように更新を継続して行きたいと思っております。
ほとんどの物件は庭付きです
東山見の物件のほとんどは100坪以上で、庭に囲まれた家庭菜園を楽しめる豊かな環境の物件ばかりです。自然に囲まれた理想の生活を楽しめると思います。
地方の空き家には、無料で譲渡希望や格安で賃貸等、移住者の希望に沿う物件は実際には多くあると思います。
0円でも譲渡したい物件がある理由
人口減少している地域だと、不動産の売買はほとんど発生しません。親世代が住んでいて、息子世代には都会へ移住してしまっていて、両親が亡くなると、その土地建物を相続しなければいけません。
相続した不動産は住まいをしていなくても、固定資産税や善管注意義務が発生します。この負担から逃れたくて、土地建物を売却しようと思っても、誰も買い手がいません。建物が無い更地の状態なら買い手が付くかも知れませんが、建物を取り壊すとなると数百万円かかってしまうので、宅地としての販売価格を上回ってしまうので、取り壊しも出来ない状態になってしまい、買い手が付かない不動産を相続してしまうと、大変なことになってしまうのです。
そのため、現状渡しで、0円でも不動産の所有権の移転ができ居住してくれるのなら譲りたいと考える人が多くいるのです。
不動産は0円でも登記の費用は譲渡を受ける側の負担になりますが、移住して住まいしてもらえるのであればとても良い魅力のある物件で、田舎に住みたい人にはメリットのある物件だと思います。
家賃1万円では不動産会社が取り扱いしてくれない
田舎暮らしを始める人にすれば、移住してその地に馴染むことが出来るかどうか分からないので、新築住宅を建てたり中古住宅を購入したりすると言う選択肢はほとんどありません。また、移住するとなると引っ越し費用などなにかとお金がかかるので、住む場所には出来るだけお金を掛けたくないのが実際のところでは無いかと思います。自治体の空き家バンクに登録されている中古物件のほとんどは購入する物件なので、物件を売買すると言う選択肢の無い移住者にはあまり利用出来ません。自治体の移住制度では、家賃無料や家賃1万円の物件は掲載されません。東山見の空き家の実情からすると、家賃が無料の物件もありますが、無料の物件を取り扱ってくれる不動産会社はありません。家賃月額1万円の格安物件でも不動産会社にすると、十分な家賃で、手数料が取れる物件の中で、かかる手間と得られる手数料が釣り合わない物件を、取り扱いしないので、条件を入れて検索してもヒットしません。
実際には、家賃1万円以下で賃貸出来る物件があれば移住したい人もいるのですが、探す人が見ている物件情報として表に出ないので、移住者が移住してくれず、格安の空き家は永久に住む人がにないままと言う悪循環になっています。
築年数の長い田舎の物件の場合、空き家で放置していると、敷地も広いので、雑草も生え放題になり、荒れ放題になるので、家賃が無料でも良いから住んでもらってメンテナンスをしてくれるのなら貸したいと思っている家主もかなり多いです。
住む人にとっては家賃が安いに越したことはありませんが、どれだけ探しても家賃無料や家賃1万円のような格安物件を見つけることが出来ないのです。
そこで、砺波市が把握している空き家の持ち主の意向を確認して、無料(0円)で譲渡しても良い物件や安くても借りてくれる人がいれば良い所有者に物件の写真や物件の説明と希望する家賃などの情報をメールで送ってもらい、家賃無料や家賃1万円の物件を探している人に向けて不動産のページを作成して、移住希望者に紹介して、お問合せフォームの送信が所有者に届く仕組みにして、所有者と借主と話し合って、信頼関係を構築して契約してもらうことにしました。
これまでなかなか表面に出てこなかった格安物件が掲載出来るようになれば、双方にとって大きなメリットがあるはずです。
今後、物件の詳細を掲載出来るようになると思いますので、移住、定住の選択肢に是非、東山見を加えて下さい。
借りた古民家をリフォームしたりして、生活しやすいように改造したりする場合の可否の相談や、雨漏りなどの不具合が生じた場合の費用をどちらが負担するかなども双方で話し合って決めてもらいます。
これで、不動産業者では扱ってくれない、土地が広くても格安の物件が表に出て来ると思います。現在は東山見エリアに限定していますが、将来、旧庄川町に広げる可能性もあります。
面積の広い畑付き物件もありますので、富山で格安な価格の物件を探している方は是非、東山見への移住をご検討下さい。